サウナ用語66選|初心者も通になれる詳しい解説つき!
サウナの世界には“ととのう”だけじゃない、たくさんの専門用語があります。
初めて聞く言葉に戸惑ったことはありませんか?
このページでは、基本用語からマナー、スラングまでを網羅した66語を、わかりやすく・丁寧にご紹介します。
🧖♂️1. サウナ用語とは?
サウナ愛好家(=サウナー)たちの間では、独特の表現やスラングが日常的に使われています。
「シングル入った?」「今日のロウリュ、えぐかった」「羽衣まじで崩さないようにしてた」など、一見すると謎の会話ですが、それぞれサウナでの体験・工程・感覚を言い表した言葉なのです。
この記事では、それらの用語を初心者でもしっかり理解できるように、「意味」「背景」「使用シーン」を交えて解説します。
🪢2. サウナ基本用語(20語)
用語 | 詳細解説 |
---|---|
ととのう | サウナ → 水風呂 → 休憩を数回繰り返した後に訪れる、心と身体が調和したようなリラックス状態。頭がクリアになり、深い幸福感や“無”に近い感覚に包まれる。脳内ではエンドルフィンなどの快感物質が分泌されるとされる。 |
サ活 | 「サウナ活動」の略。サウナに通ったり、SNSに記録したりすること全般。#サ活タグを付けて写真を投稿する文化も人気。 |
サ室 | サウナ室の略称。ドライ・スチームなどタイプに関わらず使われる。 |
水風呂 | サウナで温めた身体を一気に冷やす冷水浴槽。冷たさだけでなく、「羽衣」を体験する場所でもある。 |
外気浴 | 水風呂後、屋外や涼しい場所で身体を落ち着かせる休憩工程。ととのうためのキモ。 |
内気浴 | 室内にある外気浴スペース。寒冷地や女性専用スペースに多い。 |
ワンセット | サウナ→水風呂→休憩の3ステップを1回と数える単位。通常2〜4セットで“ととのい”やすいとされる。 |
温冷交代浴 | 「温まる→冷やす→休む」を繰り返して血流や自律神経を整える入浴法。サウナでのルーティンそのもの。 |
水通し | サウナ前に軽く水風呂へ入ることで、発汗を促すテクニック。プロサウナーに好まれる。 |
下茹で | 水通しの逆で、サウナ前に湯船に入って体を温めておくこと。発汗がスムーズになる。 |
羽衣(はごろも) | 水風呂にゆっくり静止していると、体の周囲にぬるめの水の膜ができる現象。これに包まれることで水風呂の冷たさを感じにくくなる。 |
あまみ | 血流が活発になり、皮膚に浮かび上がる赤と白のまだら模様。“整い”のサインとも。 |
ととのい椅子 | 外気浴の際に座るリクライナーやプラスチック椅子のこと。脚を伸ばせるタイプが人気。 |
所作 | サウナ内外での立ち振る舞い。ドアを静かに閉める、タオルをそっと扱うなど、静かで美しい動きが“デキるサウナー”の証。 |
サウナの日 | 3月7日。「サ(3)ウナ(7)」にちなんだ記念日。 |
プロサウナー | メディア出演やコラム執筆などを通じて、サウナ文化を広めている人たち。 |
サ道 | タナカカツキ氏の名作コミック・ドラマ。“ととのう”文化の火付け役。 |
サ旅 | サウナを目的に旅すること。各地の人気施設を巡る遠征スタイル。 |
サウナ飯 | サウナ後に食べるご飯。味覚が敏感になるため、いつもの料理も格別に感じる。 |
サフレ | サウナフレンドの略。一緒にサウナを楽しむ仲間。 |
🏗️ 3. サウナの種類・設備用語(25語)
用語 | 説明 |
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ドライサウナ | 80〜110℃、低湿度の一般的な高温サウナ。しっかり発汗したい人向け。 |
ウォームサウナ | 50〜60℃の低温サウナ。初心者や長く入りたい人におすすめ。 |
スチームサウナ | 湿度100%。蒸気で温まる。肌や喉にやさしく、美容目的にも◎。 |
ミストサウナ | 細かい霧状の水分で包まれる、柔らかくぬるいサウナ。 |
塩サウナ | 湿度高めの低温サウナ。体に塩を塗ってスクラブ&デトックス効果。 |
薬草サウナ | ヨモギやドクダミなどの薬草の香りが漂うサウナ。リラックス効果◎。 |
スモークサウナ | 薪の煙で室内を燻し、香りと熱を楽しむフィンランド伝統スタイル。 |
バレルサウナ | 木製の樽型サウナ。見た目も可愛く、アウトドア施設で人気。 |
テントサウナ | 持ち運びできるサウナ。川や湖畔での使用が主流。 |
アイスサウナ | 0℃〜氷点下の冷気サウナ。氷の部屋で身体をクールダウン。 |
メディテーションサウナ | 照明を落とし静けさを保つ、瞑想・リラックス特化型サウナ。 |
ボナサームサウナ | 壁に埋め込んだヒーターで全体を均一に加熱する安全性の高いサウナ。 |
サウナハット | のぼせや髪の乾燥を防ぐフェルト製の帽子。 |
サウナマット | 座面に敷いて衛生的に使うマット。個人用と共用がある。 |
サウナストーン | ヒーター上に置く石。これに水をかけることでロウリュが発生。 |
サウナストーブ | サ室を加熱する装置。薪・電気・ガス式がある。 |
IKIストーブ | ストーンを大量に積んだフィンランド製の人気ストーブ。 |
チラー | 水風呂の水温を10℃以下にキープする冷却装置。 |
クールダウンルーム | 冷気の部屋。水風呂が苦手な人でもクールダウンできる。 |
アイスロウリュ | ストーンに氷をのせて、じんわりと蒸気を立ち上げる手法。 |
ラドル | ロウリュ用の長柄ひしゃく。熱い蒸気をうまく演出する。 |
バケット | ロウリュ用の水やアロマ水を入れる桶。ラドルとセットで使用。 |
バイブラ | ジェットバスのような気泡の出る水風呂。マッサージ効果あり。 |
貸切サウナ | 個室で一人またはグループ専用に楽しめるプライベートサウナ。 |
モバイルサウナ | トレーラーや車で移動可能な移動式サウナ。イベント利用も。 |
👥4. マナー&ルーティン用語(15語)
用語 | 説明 |
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汗流し | サ室を出たら、まずシャワーで汗を流してから水風呂へ。これをしないと“汗流しカットマン”と呼ばれる。 |
汗流しカットマン | 汗を流さずに水風呂に飛び込む人への皮肉混じりの呼び名。 |
黙浴 | サウナ室や休憩中に喋らず静かに過ごすマナー。集中やととのいを妨げない配慮。 |
思いやりバトン | ととのい椅子を立つ際、濡れた座面にお湯をかけてリセットする行為。 |
所作 | 丁寧で静かな振る舞い。上級サウナーはタオルの置き方からして違う。 |
玉座 | 最上段、ストーブ正面。もっとも熱い席。初心者には不向きだが、一度は挑戦したい“聖地”。 |
ヌシ | 水風呂や椅子を長時間占領する常連のこと。悪い意味でのサウナ界の“主”。 |
冷冷交代浴 | サウナを省略して、水風呂と休憩を繰り返す夏向きの入り方。 |
羽衣 | 水風呂でじっとしていると生まれる水の膜(再掲) |
水通し/下茹で | どちらも事前準備。冷 or 温のスタートで発汗しやすくなる。 |
クールダウンルーム | 水風呂の代わりに使える低温室。体調や気分に合わせて。 |
ラドル/バケット | ロウリュ用アイテム。持ち手の長い柄杓と桶。 |
IKIストーブ | ストーンの量が多く、蒸気が柔らかい高性能ストーブ。 |
バイブラ | 泡が出る風呂。静音型とボコボコ系がある。 |
ととのい椅子 | 外気浴専用チェア。インフィニティチェアが代表例(再掲) |
🚫5. スラング・迷惑行為用語(6語)
用語 | 説明 |
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ドラクエ | グループでサ室や水風呂を占拠する迷惑な集団行動。パーティーを引き連れて冒険するゲーム「ドラクエ」が語源。 |
マフィア | 自分勝手に設定温度を上げたり、勝手ロウリュをする横暴な常連。 |
鬼ロウリュ | ストーンに大量の水を一気にかけて“鳴かせる”ような過激ロウリュ。 |
ガンギマリ | 整いすぎて“飛んでる”状態のネットスラング。使用には注意。 |
汗流しカットマン | 汗を流さず即水風呂へ(再掲) |
はばたき | “ととのう”のさらに上の状態。心が飛び立つような浮遊感──とも形容される、サウナー界の都市伝説。 |
✍️6. まとめ
サウナ用語を知ることで、施設の違いがわかる・会話に混ざれる・マナーを守れるようになります。
無理なく楽しむには、自分に合った温度・湿度・スタイルを理解することも大切。
「用語を学ぶ=ととのう準備」です。